アメリカ入国には電子渡航認証システム「ESTA」の申請が必要です
ESTA(エスタ)とは、短期のアメリカ渡航に必須となる電子渡航認証システムです。正式名称は“Electronic System for Travel Authorization”と表記し、DHS(アメリカ国土安全保障省)の管轄により2009年1月に導入されました。ESTA(エスタ)はビザを取得せず渡米する全ての外国籍の方を対象に、オンラインでの事前申請を義務付けています。
アメリカは日本などの同盟国をVWP(Visa Waiver Program:ビザ免除プログラム)の対象国に指定。VWP対象国の市民は観光や短期商用を目的としてハワイを含むアメリカへ渡航する場合、最長90日間の滞在に限りビザ取得が免除されます。渡米する際はオンラインでのESTA(エスタ)申請が必須となり、事前に「渡航認証許可」を取得する必要があります。ただし、以下に該当するVWP対象者は、ESTA(エスタ)を利用しての渡米は認められません。詳細は国務省のウェブサイトをご確認ください。
- 2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンへの渡航・滞在歴がある方(VWP対象国の軍または政府職員の公務遂行を目的として、これらの国へ渡航した場合を除く)
- VWP対象国の国籍と、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリアいずれかの国籍を有する二重国籍者の方
DHS(アメリカ国土安全保障省)は少なくとも渡航3日前までにESTA(エスタ)を申請し、「渡航認証許可」を取得するよう推奨しています。ESTA(エスタ)は年齢を問わずハワイを含むアメリカへ渡航する全ての方が必須となりますので、早めの申請手続きをお勧めします。
なお、ESTA(エスタ)はDHS(アメリカ国土安全保障省)およびCBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)の管轄となります。外務省や在日アメリカ大使館・総領事館では質問や問い合わせに対応しておりませんのでご了承ください。
ESTA(エスタ)と海外安全最新情報
ESTA(エスタ)申請の手順
STEP1
申請者情報の入力
申請フォームの案内に沿って「ESTAお申込みに関する同意事項」を確認のうえ入力を完了してください。申請方法の詳細はこちらから。
STEP2
申請料お支払い
申請情報の入力後は「お支払いページ」へ遷移します。クレジットカード情報を入力し、決済手続きを行ってください。
STEP3
審査
登録のメールアドレスに「申請受付完了」の通知が届きます。審査に最長72時間を要するため、しばらくお待ちください。
STEP4
申請完了
「渡航認証許可」の通知をもって申請は完了です。認証情報は大切に保管しましょう。申請内容や審査状況はこちらより確認いただけます。
ESTA(エスタ)申請の注意点
ESTA(エスタ)はビザとは制度や要件が異なり申請から数日以内での取得が可能で、短期のアメリカ旅行や出張などに便利な電子渡航認証制度です。米国CBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)や各航空会社では出発3日前までにESTA(エスタ)申請を済ませるよう強く推奨しています。出発の際にESTA(エスタ)申請を済ませていない方は、原則として航空機への搭乗ができませんのでご注意ください。また、米国CBPのサイトは定期的に大規模なシステムメンテナンスを行っています。当該の期間やアクセスが集中した際は審査結果に時間がかかる場合もあるため、渡航が決まった段階で手続きを行いましょう。なお、家族やグループの代表者が同行者全員のESTA(エスタ)申請を行う際の注意点はこちらをご確認ください。
ESTA(エスタ)申請に必要な物とは?
ESTA(エスタ)の申請フォームでは、氏名・生年月日・パスポート番号などの入力が求められます。入力の所要時間は約15分で、期限が有効なパスポートとクレジットカード、スムーズな送受信が可能なEメールアドレスが必要です。スマートフォンやタブレット端末は画面が小さく入力ミスが起こりやすいため、パソコンでの申請をお勧めします。スマートフォンやタブレット端末での申請の注意点はこちらをご確認ください。なお、決済に使用するクレジットカードは申請者ご本人の名義以外でも審査に影響はありません。ESTA(エスタ)の申請方法に関する詳細はこちらをご確認ください。
ESTA(エスタ)の有効期限について
ESTA(エスタ)は「渡航認証許可」の取得日から2年間有効です。申請時に使用したパスポートの有効期限が2年以内の場合は、パスポートの有効期限日を以てESTA(エスタ)も失効となりますのでご注意ください。ESTA(エスタ)には更新の制度がないため、失効した際はあらためて申請を行う必要があります。また、パスポートの有効期限が残り1年未満の方は、更新後にESTA(エスタ)の申請を行うことをお勧めします。ESTA(エスタ)の有効期限に関する詳細は、「ESTA(エスタ)の有効期限と再申請について」をご確認ください。
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ESTA(エスタ)に関するよくある質問
ESTAは観光などの目的でアメリカへ渡航する際に必要となる電子渡航認証制度です。ハワイを含むアメリカへの渡航を希望する日本国籍の方は、年齢を問わず事前にESTA申請が必須となります。ESTAによるアメリカでの滞在期間は最長90日と定められています。また、ESTAを利用して渡米した場合、アメリカ国内での就労は認められません。90日以上の滞在やアルバイトを含む就労・留学を目的として渡米を希望する方は、ESTA申請の対象外となります。目的に合ったビザの取得をご検討ください。
ESTAは申請から審査結果の通知までに最長72時間ほどかかる場合があります。外務省やCBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)では、遅くとも出発3日前までにESTA申請を済ませることを強く推奨しています。ESTAは渡米の日程や滞在先が未定でも申請が可能です。グループやご家族でアメリカへ旅行する際に、同行者がESTA申請を済ませていなかったため直前でフライトをキャンセルしたケースも報告されています。スムーズな渡航のためにも、同行者全員が出発3日前までにESTA申請を済ませているか必ず確認しましょう。
ESTA申請の適切なタイミングについては「ESTA(エスタ)はいつまでに申請が必要?」をご確認ください。
当サイトでESTAを申請した場合、慣例として24時間以内に審査結果を通知します。ESTA申請後の結果は以下の2種類となります。
- 「渡航認証許可」の通知を受けた方は、ESTAでのアメリカ渡航が許可されました。
- 「渡航認証拒否」の通知を受けた方は、何らかの理由によりESTAでのアメリカ渡航が認められません。
審査中の方は「渡航認証保留」となり、結果通知までに最大72時間ほどかかる場合があります。
渡航認証拒否となった方は結果通知から24時間以上空けてから再度申請を行えますが、ESTAによる渡米が認められないことが予想されます。当該の際は在日米国大使館・領事館にてビザの申請をご検討ください。
ESTAはアメリカ渡航の際に必要となる「電子渡航認証」で、必ずしも入国を保証するものではありません。アメリカ入国の可否は到着した空港のCBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)の入国審査官に委ねられます。入国審査官にESTAの渡航申請番号を提示する必要はありませんが、手帳などに番号を控えておくことをお勧めします。なお、すでにアメリカ滞在が認められる有効なビザを所有している方は、渡航の際にESTAを申請する必要はありません。
ESTAの申請は、ご家族や知人など代理の方による申請も可能です。
ご家族や知人にESTA申請を依頼する際は、ご自身のパスポート情報・生年月日・住所・出生地などの個人情報が必要となりますので正確にお伝えください。なお、アメリカでの滞在先が未定でも申請することができます。ESTAは米国CBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)にて審査が行われるため、全て英語(ローマ字)での入力が必須です。英語に不慣れな方は、個人情報の共有が可能なご家族や知人に申請をご相談ください。なお、申請費用の決済で使用するクレジットカードは申請者と名義が異なっていても審査に影響はありません。
日本国籍の方がハワイへ渡航する際は、アメリカ本土と同様に事前にESTAの取得が必要です。
ビザとは性質が異なり、90日以下のハワイ旅行であればESTAを取得することでスムーズな渡航が可能です。ESTAはハワイを含むアメリカへ渡航する際に必要となる電子渡航認証で、必ずしも入国を保証するものではありません。入国可否については空港の入国審査官の判断に委ねられます。入国審査の際は渡航目的や滞在期間などをしっかり伝えるようにしましょう。また、ESTAは年齢を問わず申請が必須となります。ご家族やグループでハワイ旅行を予定している方は、同行者全員のESTA申請をお願いします。
ハワイ渡航に関する詳細は「ハワイの入国審査とESTA申請について解説」をご確認ください。
すでにアメリカ滞在に有効なビザを取得している方は、ESTAを申請する必要はありません。ハワイを含むアメリカでの就労や留学など長期滞在を目的としてビザを取得した方は、渡米した際にビザでの入国が認められます。なお、目的を問わずアメリカに90日以上の滞在を希望する場合は、ESTAの対象外となります。観光やビジネス目的で90日以上滞在する方は、Bビザ(一般的な非移民ビザ)の取得が必要です。
Bビザに関する詳細は「B1・B2ビザ(アメリカでの非移民ビザ・商用観光ビザ)について」をご確認ください。
ESTAの有効期限は「渡航認証許可」の取得日から2年間です。ESTAが失効となっても今後渡米する予定がない方は、再びESTAを申請する必要はありません。アメリカへの渡航が決まった段階で、あらためてESTA申請を行いましょう。なお、ESTAには「更新」の制度はありません。ESTAの有効期限が切れた場合は「再申請」が必要となり、あらためて申請フォームへの入力と申請費用の支払いが求められます。
詳細は「ESTA(エスタ)の有効期限と再申請について」をご確認ください。
ESTAを利用しての渡米は、一般的な観光か商談などを目的とした90日以内の短期滞在に限定されます。現地でアルバイトや就労を希望する方は、ESTA申請の対象外となりますのでご注意ください。なお、90日以内の滞在でもアルバイトや就労を行う方は、ESTAではなくビザの取得が必須となります。ESTAは渡米に必要な「電子渡航認証」で、ビザ(査証)とは性質や要件が異なります。
ESTAとビザの違いに関する詳細は「ESTA(エスタ)とビザの違いについて」をご確認ください。
ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:通称VWP)とは、米国と良好な関係にある特定国の市民に限り条件付きでビザの取得が免除される制度です。日本はVWPの対象国で、ESTA(電子渡航認証)はビザ免除プログラムの一環として2009年に導入されました。短期の観光やビジネスを目的としてハワイを含むアメリカへ渡航するVWP対象国の市民は、ビザを取得せずにESTA申請のみで渡米が認められます。ただし、VWP対象国の市民が渡米する際は、以下の条件を満たす必要があります。
- 期限が有効なパスポートを所有していること
- 渡航目的が観光または出張などの短期ビジネスであること
- ハワイを含むアメリカでの滞在期間が90日以内であること
- 往復または次の目的地までの航空券か乗船券を所持していること
ビザ免除プログラム(VWP)の詳細は「ビザ免除プログラム(VWP)とは」をご確認ください。
お支払い方法
ESTA(エスタ)申請料金のお支払いはクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress)の利用が可能です。クレジットカード番号を含む個人情報は最新のSSL技術により全て暗号化され、安全なクレジットカード決済が行われます。
- ESTA Online Centerでは、日本語での問い合わせや分かりづらい形状誤差のフォローなどお客様のESTA申請(申し込み)を日本語にてサポート致します。
- ESTA(エスタ)の登録審査は最長で72時間を要する場合がございますので、早めに申請いただく事をお勧めします。
- アメリカ合衆国税関・国境警備局公式サイト(米国CBP)ではお問い合わせは英語のみの対応となりますが、当サイトでは日本語でのお問い合わせが可能です。
- ESTAに関する一般的な質問は、CBP(アメリカ合衆国税関・国境警備局)とDHS(米国国土安全保障省)のウェブサイトを参照ください。
質問等は電話による24時間対応の“Travel Communications Center”(1-202-325-5120)または、“CBP Info Center”のオンラインフォームよりお問合せが可能です。
在日米国大使館・領事館サイト 米国CBPよくある質問一覧 - 国別協定により定められている国籍(日本含む)の方は、米国滞在にあたりパスポートの有効期限に制限はございません。
- 米国ビザやパスポートの盗難・紛失に関してのお問い合わせ:米国大使館 〒107-8420 東京都港区赤坂1-10-5 電話番号:03-3224-5000
- 当サイトでは複雑で面倒なESTA(エスタ)の申請を全て日本語にて対応し、お客様に代わり承っております。(別途手数料)
- ESTA申請サービス費用にはアメリカ合衆国税関・国境警備局公式サイト(米国CBP)の電子渡航認証費用$21を含みます。